ほいくしつ

職場
子ども達がいる場所
私の居場所のひとつ

でも保育室にいると酸欠みたいに苦しくなる
私の体は完全にこの場所を拒絶している

退職しようと思った
でも出来ることなら休職しようと思った

主任に相談したら後日ゆっくり話しましょうって言われてゴールデンウイーク後に日にちが設定された

いま私は25才
再来月にはもうひとつ歳を重ねる
新任の頃のあのキラキラした若さはなくなってくたびれた大人の空気を纏い始めてる
病気を治すとか治るとか考えなくなってた
どうやってヘラヘラと一生付き合っていくのかと
そんなことをぼんやり頭に浮かべてた

でも仕事に就くことも続けていくのも難しい
それじゃぁ難しい

クリニックの看護士さんが熱心に私の話しを聞きいつも励ましてくれる
一歩前進
諦めずに一緒に頑張りましょう
絶対に治る
て毎回呪文をかけるように私に言う
彼女と私には温度差があって冷めた気持ちを隠しながら私は愛想笑いをしてた

でも今はどうだろう
私が少し良くなると素直に喜んでくれる彼女の姿を嫌みなく見られるようになった

今はここまで

私は人に苦労しながらも人に恵まれている